ポケモンカードゲームの最新弾「宿命のライバル」が正式発表され、予約受付が開始されました。しかし、長年コレクターを続けてきた方々にとって、今回のリリースは特に混乱を伴うものとなっています。転売行為や小売店の問題が相次いで報告されており、待ち望まれていたこのセットをめぐる状況は厳しくなっています。

3月24日に発表された「スカーレット・バイオレット - 宿命のライバル」は、2025年5月30日からの発売を予定しています。今回のコレクションには特に注目すべき点がいくつかあります。最も特筆すべきは、懐かしの「トレーナーのポケモン」カードが復活することです。ブロックのサンドパンやロケット団のミュウツーなどのクラシックカードを覚えている方にとっては、ノスタルジックな要素となるでしょう。

ポケモンカードゲーム：スカーレット・バイオレット - 宿命のライバル ポケモンセンター限定エリートトレーナーボックス画像

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この「トレーナーのポケモン」の復活は、有名なキャラクターと彼らに縁のあるポケモンを結びつける興奮をもたらします。さらに、「宿命のライバル」ではポケモン初代からの悪の組織であるロケット団が大きくフィーチャーされています。最近リリースされた「プリズム進化」のイーブイ進化シリーズのような人気セットの成功を受けて、「宿命のライバル」もまたファンからの支持を集めるコレクションとなる兆候を見せています。

予約が開始されると、コレクターたちは人気のエリートトレーナーボックス（ETB）を確保しようとしてポケモンセンターのウェブサイトにアクセスできなくなり、すぐに不満が噴出しました。ETBはブースターパックやアクセサリーを含んだプレミアムセットで、新シリーズへの入門として人気のある商品です。

予想通り、転売業者たちはすぐにeBayなどのオークションサイトにETBを高値で出品し始めました。小売価格54.99ドルのボックスが数百ドルで転売される事態に。Seribiiのジョー・メリックは、自身が「宿命のライバル」ETBを購入するために何時間も仮想待機列に並んだ経験を語り、コミュニティの失望感を見事に表現しました。

「この状況には本当にうんざりしている」とメリックは語ります。「コレクションの楽しみから純粋な金儲けに変わってしまった現状に嫌気がさす。システムを悪用している人々は恥じるべきだ」

残念ながら、このようなシナリオは珍しいものではなくなりました。「プリズム進化」や「はじまりの151」などの過去のセットも同様の品不足に直面しました。ポケモンカンパニーは（PokéBeach経由で）追加在庫が今年後半に入手可能になると確認していますが、現状は依然として問題を抱えています。

状況をさらに悪化させているのは、一部の顧客がETBの注文を予告なくキャンセルされたと報告していることです。ポケモンカードゲームの人気がますます高まる中、これらの流通上の問題は真の愛好家が参加することをますます難しくしています。

「ポケモンカードゲームポケット」のようなデジタル版が物理的な製品不足の緩和に役立つとはいえ、カード収集の物理的な側面を楽しむコレクターを完全に満足させるものではありません。地元のゲームショップのトレーディングカードコーナーを訪れれば、適正価格でポケモンカードゲーム商品を入手することがどれほど困難になっているかがわかります。これほど多くのエキサイティングな新作がリリースされる中、コミュニティは早急な効果的な解決策を望んでいます。